診療案内

少しでも気になったらすぐに相談してください

下記の症状について気になることや、「もしかして、私はこの病気かも知れない」と思った方は、念のためにお早めに相談されることをお勧めします。

一番の問題は「たぶん、大丈夫だろう」と放っておいてしまうこと。
何も無ければそれが一番ですが、何かがあってからでは遅い場合があります。
何も無いと確認するだけでも意味はあります。

当院でもご相談を受け付けております。
お問い合わせは、各医院までどうぞ。

酒井耳鼻咽喉科
〒536-0008 大阪府大阪市城東区関目5-5-13 寺崎ビル1F
TEL:06-6933-1133

有賀耳鼻咽喉科
〒536-0013 大阪市城東区鴫野東1-13-10 小竹クリニックビル5F
TEL:06-6969-8877

耳の病気

耳垢栓塞(じこうせんそく)

耳垢栓塞とは

耳垢(みみあか)は病気ではなく、放っておいても、自然に外に出るものですが、異常に大量の耳垢ができて、かたまりとなり、外耳道に栓を詰めたようになることがあります。これが耳垢栓塞です。
外耳炎や湿疹、耳真菌症などが原因になることもあります。

症状

指で耳をふさいだ時のような難聴や、耳の中が詰まって圧迫されているような感じ(耳閉感)を覚えます。
栓塞が完全でなく、いくらかでもすき間があれば症状を自覚しないのがふつうですが、そんな時に水泳や洗髪などをして耳の中に水が入ると、耳垢のかたまりが水を吸ってふくらみ、完全閉塞となって、急に症状があらわれることがあります。

治療方法

除去が唯一の方法です。吸引・鑷子・異物鈎・耳用鉗子などを用いて摘出します。
カチカチに固まっているものに対しては、耳垢水を数日点耳して軟らかくしてから摘出することもあります。

注意点

耳垢そのものは病気ではありません。
耳垢だけで問題になることもほとんどありません。
診療所で耳垢除去を行うのは耳垢のために耳内が十分に観察できないと、目的である、耳の病気があるかどうかを判断するということが不可能だからです。
つまり、耳の病気が隠れているかもしれないのでその確認が必要ということです。
耳の中がきれいであることにこしたことはありませんが、耳垢をとってきれいにすることが目的ではありません。耳の病気の有無を確認することが目的です。

耳掃除はホドホドに。
がんばりすぎて耳の穴や鼓膜に傷をつけてしまう方がいらっしゃいます。
また耳の穴に耳垢が全くなくてつるつるの方がいらっしゃいますが、だいたいは耳のかゆみ・痛みを訴えることが多いようです。
『かゆいから耳をさわってしまうんです』とおっしゃる気持ちはわかりますが、すこし我慢してみてください。

外耳道炎(がいじどうえん)

外耳道炎とは

外耳道(耳の穴)の皮膚に感染、炎症をおこす病気の総称で、高温多湿になる夏に多くなる傾向があります。
過度な耳掃除による耳垢消失や綿棒、耳かき、爪で傷つけたりこすったりすることにより外耳道皮膚の防御機構が破壊されてしまい、細菌感染をおこします。
糖尿病は、細菌感染をうけやすい上に耳垢のpHが上昇するなど外耳道炎になりやすく、とくに高齢の糖尿病患者さんが緑膿菌(りょくのうきん)による外耳道炎をおこすと、その炎症が周囲に広がり、側頭骨および頭蓋(ずがい)底の骨まで壊死(えし)または破壊してしまい、髄膜(ずいまく)炎や頭蓋内血栓症を併発して死に至ることが知られており、悪性外耳道炎と呼ばれています。
さらに、ガンのように免疫力が低下する疾患では同じく悪性外耳道炎や外耳道真菌症を繰り返します。

症状

外耳道の外側1/3(軟骨部外耳道)に発症するものを限局性外耳道炎、
奥の2/3(骨部外耳道)に発症するものをび漫性(広汎性)外耳道炎と言います。

「限局性外耳道炎の症状」
自発性耳痛の他、耳介牽引痛(じかいけんいんつう)・耳珠圧痛(じじゅあっつう)・咀嚼(そしゃく)時耳痛などの症状があります。
進行すると、蜂窩織炎(ほうかしきえん)に至ることもあり、耳介周囲の皮膚の腫脹(しゅちょう)・開口障害・リンパ節炎などが出現します。
また、膿瘍(のうよう)ができ、つぶれると膿(うみ)が出てきます。
「び漫性(広汎性)外耳道炎の症状」
耳痛の他、そう痒(よう)感、閉塞感、漿液性(しょうえきせい)の分泌物がみられ、慢性化することがしばしばあります。
限局性外耳道炎ほどの痛みはありませんが、外耳道病変が鼓膜方向に進展し鼓膜の炎症、肥厚(ひこう)を合併することがあります。

治療方法

基本的に外耳道に消毒を行い限局性外耳道炎の場合は抗生剤点耳薬(ベストロン点耳薬など)または抗生剤軟膏(ゴットシュタイン圧迫タンポン)を使用します。時に切開排膿します。
び漫性外耳道炎には抗生剤(必要に応じてステロイド)の点耳および軟膏塗布を行います。
また耳への治療だけでなく、かゆみがあると耳かきを助長するので、かゆみ止め(抗ヒスタミン剤)や鎮痛剤(ニフラン、ボルタレンなど)または抗生物質(内服)セフェム系、その他の処方も行うことがあります。

注意点

外耳道炎の原因として一番多いのは過度な耳掃除です。
「耳掃除は気持ちよいのでつい癖になって……」という患者さんがたくさんいます。
多少のかゆみは耳珠(じじゅ:耳の穴の前の出っ張り)を圧迫するようにしてやり過ごしましょう。

急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)

急性中耳炎とは

中耳(鼓膜の内側にあるエリア)に感染、炎症をおこす病気で、耳管の働きがまだ弱い小児に多い傾向があります。
風邪などの感染症がおきた状態で、上咽頭(鼻の奥の部分)の炎症が、耳管(咽頭と中耳をつないでいる管)を介して中耳に波及する病態が考えられています。
細菌感染によるもの、ウイルス感染によるものなど、病態はさまざまです。

症状

先行する鼻症状に続いて、中耳腔内に膿汁が貯まり、鼓膜が発赤して腫れてくるのが典型的なパターンで、強い痛みをともなうことが多いものです。
場合によっては鼓膜が破れて外耳道に膿が出てくる場合もあります。

治療方法

基本的に抗生剤やステロイド剤の点耳を行い、冷却および、局所の消炎をはかります。
鼓膜の発赤腫脹が強い場合には鼓膜切開(鼓膜の一部を切って、中耳内の膿を外に出してやるという治療)も選択されますが、当院ではできるだけ切開しない方法で治療しようと考えております。
また、耳への治療だけでなく、間接的・直接的な原因となっている鼻の処置を必要とすることが多いものです。
内服薬は、抗生物質の内服、場合によって消炎鎮痛剤、さらに、抗ヒスタミンや抗アレルギー剤などの鼻炎治療薬を処方することも多いです。

注意点

小児の原因不明の発熱の際に、この急性中耳炎が見つかることもありますので、耳鼻科受診が勧められます。

鼻の病気

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは

アレルギー性鼻炎は体に進入した異物に対して、過敏に免疫反応をおこす人におこります。
花粉症もアレルギー性鼻炎のひとつですが、その原因物質は主に春のスギの花粉で有名ですが、人によってはスギの花粉は平気なのに、夏から秋にみられるブタクサの花粉でアレルギー性鼻炎をおこす人も居ます。また花粉は平気だけど、イヌやネコの毛で反応したり、室内のホコリ・ダニ・カビなどがアレルゲンとなる人も居ます。アレルギー性鼻炎は年々増加の傾向にあり、国民のおよそ2割程度が悩まされているといいます。

症状

症状として、鼻の中がムズムズし、水のような鼻水と鼻づまり、そしてくしゃみが止まりません。
ひどい時には目のかゆみや充血、涙が出るなどもします。

治療方法

血液検査によって、そのアレルゲンを特定し、それが体内に侵入しないように対策をします。
花粉症なら外出を必要最低限にとどめたり、家に入る前に衣類をよく掃う、また外出の際はマスクなどの防備し花粉を吸わないようにするなどで、発作を低減させることが可能です。
クリニックでは抗アレルギー薬や副腎皮質ステロイド薬の服用、点鼻薬を使用することで症状軽快の効果を望めます。

急性鼻炎

急性鼻炎とは

一般的に鼻かぜと呼ばれているもので、ウイルスや細菌が鼻やのどで増殖することでその部位に炎症をおこしている状態です。まれにインフルエンザなどで併発することもあります。

症状

初めは水のような鼻水に始まり、くしゃみや鼻づまりを引きおこします。
また、微熱や頭痛、倦怠感、寒気などの全身症状をともなうこともあります。
鼻は片方ずつ詰まり匂いも分かりにくくなり、次第に膿のような鼻水に変わります。

治療方法

抗ヒスタミン薬の服用や、場合によっては解熱剤や抗生物質を投与します。
あとは何よりも外出を控え安静にしておくことです。

急性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎とは

鼻の炎症が、その周囲にある空洞(副鼻腔)まで波及した状態で
「急性のちくのう」と呼ばれたりもします。
まれに、歯根から炎症が波及して副鼻腔に炎症がおきることもあります。

症状

主な症状は鼻水(さらさらしている場合も粘り気が強い場合もあります)または鼻づまりで、鼻水がのどに流れていくような感覚(後鼻漏)がある場合もあります。
副鼻腔の圧力が上がると痛みが生じるため、頬部痛や眼周囲痛が生じます。
また鼻水や鼻づまりのため、頭がボーっとしたり、集中力の低下が見られることもあります。

治療方法

薬物治療としては、抗生物質や抗ヒスタミン(抗アレルギー)薬を使用します。痛みが強い際には消炎鎮痛剤を用います。
さらに局所治療として鼻腔内の洗浄やネブライザーによる消炎をはかります。

のどの病気

急性咽頭炎

急性咽頭炎とは

一般に”のど風邪”と呼ばれているもので、咽頭炎だけのこともありますが、ほとんどは喉頭にも炎症が及んでいるため急性喉頭炎ともいえます。
原因はウイルスの感染や細菌感染が主ですが、鼻炎から発症することもあります。

症状

のどの不快感、痛み、発赤、嚥下痛(えんげつう)など、のどの症状に加えて、37~38℃位の発熱、倦怠感(けんたいかん)などをともないます。

治療方法

安静にして、ゆっくり休養することで回復します。
脱水症状をおこさないように十分な水分を摂り、のどに刺激を与えるようなものは避け、栄養のあるものを食べます。
薬物療法は消炎鎮痛剤や抗生物質の他に、発熱が続くようであれば解熱剤を使用します。
のどの粘膜には免疫機構がありますが、乾燥するとその働きも低下し、感染しやすくなりますので、感染を防ぐ為にもうがい薬を使ってうがいを行い、部屋の保湿を行いましょう。

慢性咽喉頭炎

慢性咽喉頭炎とは

急性咽頭炎の状態が続いて慢性化することもありますが、ウイルス性というよりも、内外的因子の関与が強いようです。
鼻炎をおこして鼻水がのどに入り込んだり、タバコ、刺激性のガスなどからおこる場合と、食物アレルギーや糖尿病などから抵抗力が低下している場合にもおこります。

症状

のどの不快感、のどの奥の発赤と腫れ、せき、のどのリンパの腫れに白苔が付くこともあります。

治療方法

原因によって異なりますが、炎症をおこしている原因を取り除くことです。
他の疾患が原因であればその治療を行ったり、タバコなら禁煙します。のどの症状に対しては、うがい薬によるうがいや口内錠などを用います。

急性扁桃炎

急性扁桃炎とは

扁桃に細菌が感染し、炎症がおこるものです。
健康な時は細菌が存在しても、防御する働きがあるので感染しませんが、風邪をひいたり、過労で抵抗力が落ちると、免疫力が低下し炎症をおこします。
原因となる菌は溶連菌(ようれんきん)・黄色ブドウ球菌・肺炎菌などです。

症状

39~40℃の高熱、悪寒、嚥下痛(えんげつう)または扁桃の発赤と腫れなどがあらわれます。
また、扁桃に黄白色の膿が付着していることもあり、炎症が広がると扁桃周囲炎をおこしたり、繰り返すと慢性扁桃をおこします。

治療方法

のどの痛みが強く、食事や水分を摂りにくくなりますが、脱水症状をおこさないように水分は必ず摂取しなければいけません。
鎮痛剤や抗生物質を使用して、安静にしていれば、数日~1週間ほどで治まるでしょう。
しかし、溶連菌の場合はまだ残っていますので、薬の服用は完治するまでしばらく続けます。
扁桃炎を繰り返すようであれば、扁桃摘出術が必要です。